丹沢湖のレース結果です。
海宝さんは、2時に起床。島田は3時と嬉しくて寝ていられない親父たちです。
4時半に海宝さんを乗せて小岩を出発。
予定通りに6時に中井パーキングエリアで朝食。
7時には、丹沢湖の会場入り。
30分遅れで山本Bさん、佐藤さん組も到着。
その後、白洲さんも合流。
今回は、愛知県勢のホーネット軍団4艇と石原氏のホーネットの計5艇。
ホーネット軍団の中には、昨年の宮古の覇者、金山さんの顔も。
それと強敵のネロ軍団とキワモノぞろい、いやいやツワモノぞろい。
今日の天気同様、熱い戦いが予想される。
8時半から受付・検艇。
検艇後、湖面に出て軽くみんなでウォーミングアップ。
台風の影響で湖水は濁り流木も多い。
10時より開会式。
町長の挨拶、競技委員長のコース説明を軽く聞き流す。
10時半。スタート準備。
11時。スタート。
町長のピストルの合図で一斉にスタート。
ホーネット軍団に囲まれながら海宝、島田組はトップに躍り出る。
今度は左から、昨年の覇者のレーシング艇が前に出る。
レーシング艇に遅れないようがんばって漕ぐ。漕ぐ。
しかし向かい風。でも、全員向かい風。ハンデなし。
10キロ回航地点を目前に「たきぎ工場」のお友達のネロの栗原氏。今年も松戸で濁り酒を矢木沢倶楽部に差し入れた方です。
その栗原氏と佐藤さんと並ぶ。
こちらは、大回りになるので好意的に彼らに水を空ける。
この先完璧なフォームで漕ぐ栗原氏と佐藤さんのデットヒートとなると思われたが、何とここで奇跡が起きました。
完璧なフォームで漕ぐ栗原氏に触発されてこちらも基本どうりのフォームを思い起こし回航を終え抜き返す。
レース後半で抜かれることはあるが抜くことがないこちらもビックリ!
この調子で先頭のレーシング艇に続く佐藤さんを追いかけ3艇でレースを引っ張る。
すると回航してからしばらくしてから後続艇とすれ違う。
途中、何度か佐藤さんとの距離をつめるものの結局練習量の差で水を空けられる。
1位。0:54:16 レーシング艇の小栗氏。(レーシング艇 K−1 優勝)
2位。0:54:27 佐藤さん。(シーカヤック・ワイルドウォーター艇 K−1 男子優勝)
3位。0:54:59 海宝、島田組。(シーカヤック・ツーリング艇二人艇 K−2 優勝)
結局、ホーネット軍団は振るわず惨敗。
そして、山本Bさんは宮古のレースで負けたドイツ女性のベアーテ・フォン・デア・オステンさんに勝ち、無事にスプーンパドルを使って21位でレースを終了と快挙の連続です。
また、白洲さんも好タイムでレースを終えました。
1時半。表彰式。
各賞の発表を終え、ついに佐藤さんの初優勝を称える表彰。晴れやかな笑顔で表彰状と盾を持つ佐藤さん。
猛者たちを抑えての優勝は本物です。
つづいて、海宝、島田組も仲良く並んで表彰台の中央で賞状と盾を頂く。
惜しくも、飛び賞を1番違いで逃した山本Bさんであったが顔は晴れやか。
みな、一同やり終えた満足感でいっぱいでした。
2時。閉会式後。
記念写真を撮り解散とする。
連休の渋滞を嫌い温泉にも寄らず5時半帰宅。
●快挙の裏側
丹沢レースの快挙の裏側を云えば、佐藤さんは前回初めて出場した琵琶湖のレースでの苦い思い出を反省したようです。
強豪ぞろいの琵琶湖のレースは日本代表するトップクラスの選手の争いとなります。
トップを行く宗さん、木村さんに続けとばかり前半戦飛ばしすぎてオーバーペースとなり息が上がってしまったようです。
しかし、前半戦だけでも日本のトップクラスに付いて行く佐藤さんも凄いですが、この反省から今回のレースでは自分のペースを守り前半戦は力を温存して後半戦に勝負をかけたのが勝因でしょう。
恐るべし佐藤さんの実力。
海宝、島田組は相方の海宝さんがこの春、止まっているところを追突され鞭打ち症となり通院。
その通院時に長年の体のコリを全て直してしまいました。そして、新海宝誕生です。
パドルネーム、海楽艇宝笑の称号を与えましょう。
前半戦の力強いパドリングで救われました。
島田といえば、練習不足を微力ながら睡眠や食事、アルコールの制限など健康管理で補いました。
また、出艇前にはパワーが付くと思われる高額のドリンク剤やバームのゼリー、バナナなどの食品を摂取。
結局は、飲んだり食べたりだけの島田であります。
そして、山本Bさんは人一倍のやる気と向上心でレースのたびにレベルアップするところには感心させられます。
また、白洲さんは速い人の引き波を巧みに使い実力以上のパワーを出す頭脳派プレイヤー。やはり年の功ですね。
矢木沢倶楽部 大きな御世話係り 三遊艇呑鬼島田
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