お天気に恵まれた奥松島ツーリングの模様はタコです。いや以下です。
10月11日金曜の深夜12時に東北道蓮田SA集合。
島田ハイエースのジョーに北さん夫婦と清水君と畑尾君を乗せて集合時間30分前に
到着。すでに曽我夫妻のラブスペースギア、大竹カラオケステージアに山本Bさんと
島野さんがすでに到着。
今夜最後の一組。井本おテラノの庄司さん、貫ちゃん組を待ち。
暫し遅れて到着。その後、最初の休憩場所の那須高原SAまで走り、菅生PA、大和
インターを下り松島手前の大郷ふるさと物産所と休憩を取りながら無事松島へ。
今宵の宿、奥松島旅館「薬師堂」に6時半到着。
第1日目。
まずは宿のご主人にご挨拶。
薬師堂は全部で6部屋と小さな旅館なので今回も総勢17名で貸切。
右端の部屋を女王様3名の女子寮として、残りを5部屋を好きに部屋割り。
この部屋割り次第で翌朝の目覚めが違うので各自慎重に相手を選ぶ。
各自部屋にて10時まで仮眠休憩とする。
長時間運転した人は布団を被って爆睡。車の中で良く寝た人は庭に出てボーッと海を
眺めて時を過ごす。
10時半。宮戸島南側の大浜と月浜の間にある。美嵯峨浜食堂(観光協会と農協を兼
ねたネコと子供が騒がしい食堂)にて早い昼食。
地元で取れた海苔や大きなシャコ一匹が乗った海鮮ラーメン(550円)やカレーラ
イスで腹を満たす。
食後、大浜から出艇しょうとしたが釣り人の車が多く駐車出来ず、嵯峨渓に一番近い
室浜に車が着ける。
11時半。穏やかな「室浜」より北さん夫婦と島野さんに見送られ出艇。
年寄り達は、近くの簡保の宿「奥松島」の露天風呂へ湯治に行くようだ。
海の人となった一同は洞窟くぐりに向けて緊張がみなぎっている感じだが。
大竹君だけは目の前にある暗礁で波に乗りにはしゃぐ。
対岸には牡鹿半島が薄っすら。右手方向の断崖絶壁の岸べたを進む。
ここからが、長年荒波と風雨にさらされ奇岩、洞窟なが点在する日本三大渓のひとつ
「嵯峨渓」京都の嵯峨に似ているところから嵯峨渓と呼ばれ九州の耶馬溪、陸中の毛
猊鼻渓と並び日本三大渓と呼ばれるところ。
洞窟くぐりより潜りが好きな畑尾君は小さな浜に艇を上げて素もぐり、寒くても強靭
な脂肪を蓄える畑尾君にとっては東北の海も何の園まり、伊東ゆかり、小川知子は昔
は三人娘だっけ?それとも、いしだあゆみ・・・。
洞窟のほうは潮位が少し高いので残念ながら長い洞窟には入れませんでしたが、波の
タイミングを計りそれでも狭い洞窟や中が広くなっている大広間みたいな洞窟と多種
の洞窟をくぐり波の弾けるダイナミックな異次元空間を楽しみました。
そんな中、山本Bさんが洞窟を抜け終わるところで見事に沈!
すぐに大竹君がBさんの右に着け艇を押さえる。今度は、間髪置かずに島田が左を押
さえて艇を返し素早くBさんが艇にもぐりこむ。
この一連の動作は日頃のBさんの沈慣れの賜物。
さすが道産子冷たい海に入っても涼しい顔、何も無かったようなBさん!
その後、嵯峨渓の終わり萱野崎先端の大きな洞窟くぐり右手奥の「乙女が浜」にてB
さんを肴に休憩。
単独で潜っていた畑尾君も浜に戻り合流。波があったので透明度が低く残念がってい
ました。
1時。風が出てきたので浜を後にしてまた元の室浜へと戻りました。
3時。薬師堂にて順番にかじめ風呂に入浴。
宿の大将が船から海から引き上げたばかりのプラ籠満杯の新鮮な牡蠣を降ろす。
今日のノルマは20キロ以上はある。焼き牡蠣パーティー初め。
冷えたビールと熱々の牡蠣。松島ツーリングの醍醐味。
そんな最中、二人三脚松葉杖山本夫妻と林さん、藤城さん組から電話。
「今、仙台市内あと1時間ほどで到着」とのこと。
清水君はビデオカメラと牡蠣を頻繁に持ち替えレンズをかじること度々。
ビデオカキラ?!
4時。最後の一組。山本さん達も合流して焼き牡蠣パーティーの本流に乗る。
奥松島初参加の山本Bさん、井本さん、藤城さんに大竹君と海に面した薬師堂の風景
に感動。井本さん、きれいな夕焼けを見ながらもっと早く来ればよかったとポッり。
互いに井田由美キャスターのように今日の出来事を熱く語り合う。
6時。1階の大広間にて宴会。
コの字に並べられた宴席の正面に女性陣を奉る。
まずは、開催の辞を北沢恵理子様より頂、次に乾杯の音頭を曽我きよ子様のご発声で
グラスを傾け第一夜の宴会の幕開けとなりました。
毎度のこと料理は鍋に刺身にフライに蟹。酒のつまみは数知れず二の膳には次から次
へと来る皿は乗らずに畳にあふれ出す。
また、曽我さんの会社の宮城の所長さんより差し入れて頂いた芋焼酎と日本酒が後押
しして宴会盛り上がりメーターを加速させる。
そこに、火に油を注ぐように地酒の浦ヶ霞投入。
燃え上がったところで松葉杖山本さんが歌うハワイアンソングに合わせて襖の陰より
フラダンスの衣装に着替えた島田が腰を振って登場!
少ない髪の毛に辛うじてしがみ付くハイビスカスがなお一層笑いを誘うらしい・・・。
一同腹を抱えて笑い転げる。打ち合わせた山本さんも歌を続けることが出来ない。
今宵の主賓女王様たちも矢木沢倶楽部のアグネスラムと記念写真をパチリ。アロハ!
9時。カラオケ大会へ突入。
歌の上手い山本ママ、美声の曽我マダム、合いの手上手な北沢かあちゃんと矢木沢の
歌姫たち。
宴会では地味な貫ちやんもここぞとばかり歌う。
反対に林さんは家庭問題が山積するのか暗い歌ばかり!?
がんばれ林!とばかり北さんがなみなみと酒を注ぐ。
廊下では、歌の出番前に上半身裸になりお灸に火をつけ体をほぐす。
そのにんにく灸の煙りと香りがステージを一層盛り上げる。
布施明の「そっと、そっとおやすみなさい〜っ」でカラオケマッサージ店は閉店。
11時。カラオケ大会終了。
私は久しぶりに壊れず健全に床に就く。
そんなこんなで第1日目を終えた。
奥松島ツーリング二日目の顛末。
10月13日日曜日、二日目の朝。
6時。島田は目覚めも良く二日酔い知らずで起床。
かじめの出汁が色濃く出た朝風呂でさっぱり。
潜って頭にもたっぷり栄養を与える。しかし残念ながらヒゲばかりが濃くなる。
7時。腹を空かせたメンバー達は物欲しげに昨夜食べた牡蠣の残骸を見つめている。
そのとき、畑尾君が面白話をしてくれた。夜中トイレに起きたら、北沢、藤城、島田
組の部屋の前で倒れている人を発見!
だれかと、思ったら藤城さん、あと一歩のところまで来て行き倒れ。
ルームレス藤城。起こしても、揺すっても、起きない藤城さんに業を煮やした畑尾君
は同室の清水君を起こし二人係で寝かしつけたとのこと。
お二人ともご苦労様でした。だが人事ではない島田であった。(ま〜ぁ私の場合は四
人係りいやそれ以上に迷惑はかけていると思うが)
8時。待ちに待った朝食。
しかし、女王様が一人足りない。昨夜の宴会でおだてられホストクラブのような扱い
に酔い。調子に乗り飲みすぎた北沢婦人が二日酔いでダウン。
女子寮に食事を運ぶ北さんであった。
9時10分。出艇前に近くのコンビにへ買出し。
9時半。嵯峨渓観光船乗り場の駐車場へ。
野蒜海岸には大きな波が打ち寄せている。外洋へ出るにはあまりにも危険。
10時10分。観光船乗り場の脇より出艇。
島の間の水路を抜け外洋へ向けて漕ぐが外洋の島には大きな波が打ち寄せとても前日
のように洞窟くぐりをするような状態ではない。行けるところまで行っててU
ターン。
観光船乗り場での客を待つ船長に聞くととても外洋へは出られず内海のみの営業との
こと。
細い水路を遡り釣り人の垂らす糸に注意しながら湖のような穏やかな内海へ出る。
小島が点在する内海は牡蠣棚の竹竿が行儀良く並べられ収穫の時を待っていた。
小島を縫うように蛤浜のある水路を目指す。
やはり、こちらもメカル崎からの強烈なウネリで水路から先には出られず大竹、島田
のみが波乗りに興じる。
釣船、観光船に選挙応援者よろしく愛想良く手を振り蛤浜へ。
そのとき、最初に上陸しょうとした井本さんが波にスターンを取られて突然の沈!
私の横を漕いでいた大竹君がだれか沈しましたよと。
あそこは浅いから大丈夫とレスキューにあたらず海水と同じくらい冷たい返事をした
島田であります。
しかし、それ以上に冷たいメンバーは全員対岸の小さな浜に上陸休憩。
12時。蛤浜の対岸のちいさな浜にて昼食。
何とこの浜に上陸するときに庄司さんが沈したとのこと!
ひっくり返るとき艇の下に入ってしまい艇に馬乗りにされるという最悪の沈。
年寄り冷や水を浴びるの巻き。そしてカヌーブーツの底まではがれるオマケつきの底
抜け脱艇話。
1時間ほど休憩して個々に解散。
宿に戻ろうと準備していると沖にカャツクを発見!
浜に上陸してみれば、以前あったことのある宮城の公平君の友人であった。(赤いグ
ライダーという長い艇を使用)
早々に彼と別れてのんびりのんびり宿に戻る。
しかし、出艇前に缶ビール2本を立て続けに飲んだのでクラクラする。
1時半。もう、宿に戻ってしまった。
明日、漕がない人たちは早々と船や道具を洗いお片づけモードに突入。
こちらは宿のお母さんの車を借りて出艇してきた観光船乗り場へ置いてきた車を回収
に行く。
運転席に貫ちゃん、助手席には服が濡れている大竹君。なんと後部座席には、曽我、
井本、島田の体重250`トリオ。オバちゃんスターレットもシャコタン。
その後、つまみや酒を購入して宿に戻る。
二日酔いの女王様も釣りに出掛けたランデブー山本夫妻とドッキングしてお戻りに
なった。
3時。焼き牡蠣パーティー始まり始まり。
自分たちで竹に火を着け、勝手にホットプレートを出し完全にやりたい放題食い放
題。
大きな牡蠣は網で焼き、小ぶりな牡蠣はホットプレートで蒸し焼きにする。
このホットプーレートが凄い。コンセントを抜かないで触ると腕の付け根まで通電す
る。
電気牡蠣はまさにしびれるほどの美味さ。宮戸島感電マニュアルを会得。
大竹、畑尾の両名が牡蠣が苦手と聞いた宿の大将は二人と北さんを船に乗せて水路を
底引き網で地元では赤ザラ貝と呼ばれる小ぶりのホタテのような貝を数分でカゴ半分
位取ってきた。
もさにこの宿の前に広がる海は天然の生簀。
今夜の料理もすべて「やど前料理」の出たとこ勝負なのである。
また桟橋では曽我さん、島野さんがはぜ釣に興じている。結構釣れている。
曽我夫人が船の中の桶にタコがいるのを見つけて嬉しそう。
宿の大将が食べていいというので大竹君が手づかみにする。
普段は硬派な大竹君だが小さなイモ虫にキャーキャー言って怖がる。
何故かタコは手づかみ。イモ虫には襟首がないのでつかみ所がないせいかな?!
そんな、タコは哀れシビレホットプレートの中へ。
今まで可哀想と言っていた曽我夫人。タコの色が変わったら美味しそうだって。
こちらも顔色を変える。
タコの足は8本、参加者17名。よって足は2分割。
6時。大広間にて宴会。
今夜の宴会のメインの席には、庄司さん、山本Bさん、井本さんの沈さんトリオ。
こんな時、金八先生なら「このバカ沈が」と言うでしょう。
沈さんトリオを代表して庄司さんの奥松島第二夜の開催の辞を頂き乾杯。
今夜もお膳に乗せきれない皿が畳に並ぶ。
そして、大きなお皿にアワビの刺身に肝。
アワビの肝で酒を飲むほど至福な時はない島田であります。
また今夜の女王様達は自重しているのか課長なのか?!飲みのペースが遅く、率先し
てお酒を注いで回る。
そこに、曽我さん島野さんが釣った良形のハゼの刺身が登場。
ヒラメに似たコリコリとした食感が美味い。
今日の漕ぎといい、宴会といい、のったりまったりほのぼの進む。
料理を食べ終わるとみんなで食器を台所へ後片付けカラオケ会場作り。
まずは、子門真人にヘアースタイルが似ている藤城さんが「およげたいやきくん」で
オープニングを飾る。
元クラブ歌手のチアキさんの感情を込めたザ・ピーナッツ、高橋真利子の歌。
曽我さんの出身地の「新潟ブルース」
硬派な大竹君がマイクを握れば高倉健の「時代遅れの酒場」などなど今宵もマイクと
指圧で夜が更けていく。
11時。宴会終了。
三日目の朝。
6時起床。今日も晴天。
のんびり風呂から海を眺める。
また、桟橋で曽我さん、島野さんが二匹目のハゼを狙って竿を出している。
風呂から上がってビクを見るとビックリ!〔この辺はお約束〕
10数匹の形の良いハゼが一杯。
大竹君、島田で宮戸島の方々の海岸を車で見て歩いたが、海のコンディションは益々
悪くなり外洋への出艇は完全に不可能。
8時。朝食。
今朝は、昨夜の学習が効いたのかお膳の前に欠席者なし。
みな、お櫃が空になるほど腹いっぱいに食う。
食後、荒れる外海とは反対に湖のような宿の前から出艇する者なし、撤収作業。
アーッ!うーッ!と小さな吐息を漏らして道具を運ぶ大竹君。昨日の大高森へ登った
後遺症の筋肉痛。年老いた他のメンバー後日吐息を漏らすことでしょう。
私は毎晩カラオケで桃色吐息。
その後、今まで釣れなかったチアキさんエリちゃんも竿をしならせ大喜びでした。
10時。宿の大将共々集合写真を撮り御世話になった薬師堂を後にする。
岐路、大郷の物産館にて家族へのお土産を買って解散。
各々、家路へと戻った。
後に新聞紙面でこの連休中に海難事故が多発していることを知り驚きました。
無理して漕がず、無理して飲まずで事故防止。
参加者のみなさん、大変に御世話になりました。
また、今回参加出来なかった方来年お待ちしています。
矢木沢倶楽部 大きなおせわ係り 三遊艇呑鬼島田
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